2日明けて、4回目の1人ヨガ教室を今朝開催していると、ほぼ白猫「きかん坊」がなにやら黒い物体をくわえては宙へ投げて遊んでいる。「あっ、もしかして」、とバンガローの屋上から降りてみると、そうでしたねずみクンでした。「よくやったよくやった」と頭やら喉やらなぜ回すと嬉しそうにゴロゴロ言っている。ご褒美に高い塀にのせてやる。私に見せてほめられたことで満足したのか、ねずみには関心を失ったように、私のあとを追って浜辺にやってくる。後でそのねずみをジュマ君に埋めてもらってから、思い出したのかその辺をうろうろしていました。「人間は冷たい死んだものを食べているので、体が弱く、弱弱しい」ように猫には写っているので、捕獲した半殺しの獲物は、大切なご主人様にプレゼントしているのだと聞いたことがあります。私が初めてのマラリアで眠れずに夜を明かしたときにも、確かに数匹のじいじい虫と1匹のねずみを元気ずけに猫達からいただきました。じいじい虫はベットの下。ねずみは外へ出てすぐの足拭きの上でありがたく横たわっていました。彼らもそれなりの演出をしたのでしょう。そして今朝もいつものようにレストランの朝の掃除が始まる。早起きのお客様たちはもうそれぞれコーヒーや紅茶を召し上がって潮のひいた静かな海と朝焼けを眺めている。「はっ、じいじい虫だ。」赤いフロアーに久しぶりに肌色の大こおろぎが這っていた。捕まえて遠くへ放すのが私の務めだ。猫がなぶり殺しにするから。摘んでみるとどうももうかじられて、内臓がかなりが出ているようだ。ご両親と滞在している、小さな子供達に見せて、鼻先に突きつけて怖がらせてからから、裏の林で放す。小さいころから蛆虫や、青虫を怖がる母によく捕まえてきては鼻先にひょっと出して怖がらせていたのは私です。おまけに家のベランダに板で棚を作ってもらい、蛆虫や青虫を空き瓶でたくさんかって養殖していたのも私です。そうして新しい男性2人のお客様がお着きになられました。とてもお早い。お部屋にご案内して、注意事項などをお伝えする。「今日は朝からねずみとじいじい虫をもらって嬉しいラッキーな1日の始まりを迎えた」とは決して言ってはいけない。