今、海草の集荷所から帰ってきました。昨夜からパジェの海草の養殖を調べだしたところです。というのも土曜日に昼食と浜遊びをかねて、日本の女子大生がいらっしゃるので、その方々にここの産業ムワニ(海草)の養殖のセミナーをすることになっているのです。ぎりぎりまで調べない私って・・・・どうせならば私も新しい情報を仕入れたいので、集荷所の代表にインタビューしてきたところなのです。寒天のようなこの海草をキリンサイというそうです。その茎から抽出されて白い粉にしたものを、覚せい剤とは言いません。カラギーナンと言い、凝固剤、ゲルにして薬などの成分をくっつけるものとして使われています。プラス、自然の防腐剤としても、どうやらビンや缶の食品にお使われているらしいのです。防腐剤として・・・これは確かではないので、明日ダルエスサラーム大学のマリンサイエンス課へ行って追求して来たいと思っています。ちょっと待っていてください。とにかく歯磨き粉や、チョコレートドリンク、出来合いハンバーグ、コスメティックなんにでも入っているのだそうで、きっと都会の人は必ず口にした事のあるものでしょう。パジェの成人女性の95%はこの仕事に関わっているそうで、専業にしている人は1月10万シリング以上をシーズンには稼ぎ出すそうです。収穫も2ヶ月足らずと早く、1月のうち日中水のよく引く、2週間くらいの仕事でここの女性たちにはさほど難しくないし、向いていると思います。今日は天気も良いしたくさんの人たちが海に出て養殖をしています。わたしは、クラゲ風酢の物や、味噌汁の具として食べています。
海草の養殖をする女性たち見えますか?