チョコレートケーキの周りを真紅のブーゲンビリアで飾り、バニラアイスクリームをスプーンですくってその上に落としました。今日はお客様のサイモンさんの誕生日で、もちろん私達はハッピーバースデイを混声合唱しました。サイモンさんは気の置けない仲間達に囲まれて、少し恥ずかしそうで、とても嬉しそうでした。一昨年は私も誕生日をパラダイスで執り行いました。近所のサンドラやスーザン、お友達にも来てもらい、楽しく飲んでおしゃべりをして、「さあ、私もお腹がすいちゃった。」とキッチンへ行ってみたところ、ケーキもお肉のスパイス煮も鶏も何にも残っていなかった。泣いた。おこった。それからは私の分だけはべつに取って隠しておいてくれるようになったのです。めでたしめでたし。
今日はホテルやレストランにかかる税金を払い、土地の1年分のリース料を払い、スタッフの所得税を払い込み、お買い物をして、1日中お金を払うことばかりしてきたので、しこし落ち込み気味で、とっても疲れています。この何とも言えないむなしい気分の大きな原因は、今日仕事を終えたアーティスト、マイコを港へ送ってきたからなのです。こういう夜の時間よく2人でビールを飲みながらいろいろ話したものです。もう新しいバーに1人座っているマイコが居ないのだと思うと、なんだか寂しくて涙が浮かんできます。又6月には新しく依頼された仕事をするために、近所のホテルへ帰ってくるマイコ。もっとザンジバルタウンへ連れて行ってあげたり、一緒に村を散策したり、優しくしたり、思いやりをもって接すればよかったと思うと、なんだか悲しくなってきます。今度は奥さんにもザンジバルを見せるために一緒に来ザンすると言うことを嬉しそうに話していたマイコ。わたしたちは本当にいいお友達になったね。あー又涙が出てきた。1人でちびたいビールを飲んで早く寝ヨット。