バガモヨ滞在3日目。私は前日バーでお友達になった、お金持ちのアラブ人のおじさんの車に乗せてもらい、魚マーケットでタイやアイゴを20匹ほどと野菜マーケットで芋やたまねぎキャベツ、ピーマンなどカレー材料を買い、もちろん冷たいビールもアラブ人と買い込んで、彫刻家の友人のアトリエと言うより掘っ立て小屋で、カレーずくりに励みました。ラスタの彫刻家の友人のために、ザンジバルのスパイスの詰め合わせを持って言ったのですが、使い方が解らないとのたまう。バガモヨではそんなにスパイスを使って料理はしないのだそうで。「じゃ私が皆に作って見せてあげるよ。カレーパーティーにしよう。」と前日酔った勢いで言い切ってしまった。
魚はしょうがと塩ターメリック、ライムジュースで煮て置く(水はひたひた)。このスープだけでもおいしいけど。そして人数分のたまねぎの千切り(ブレンダーがあればかけて)とニンニクを叩いたもの、を大目の油でよくいため、と言うより煮て、その後そこへキャベツの微塵切り、色が透き通ったら、芋ピーマンなどを入て煮ます。最後に魚スープを入れてまた煮込むんだけれど、肝心なのが使うスパイス。まず最初の大目の油にクミンとシナモン、黒こしょう、クローブ、コリアンダーシード、干し赤唐辛子、白ごま、忘れたけどカルダモンをフライパンで炒ったのを叩いて粉末にしたのを、少し入れて油に匂いをつけて、たまねぎニンニクを炒めます。途中途中で自分が好きな味になるまで、香辛料を足して行きます。最後に塩、トライムジュースで味を調えます。彼らの友人でもあるスペイン人がこんなにおいしいソースは6ヶ月ぶりだといって、なべ底を嘗め回していました。嬉しい限りです。ちなみにバガモヨの新米が、1kg800shs2kg買いました。カレー食材が7500shs=750円 ビール20本17000shs=1700円2500円ほどで20人以上が幸せになりました。そうだ初日のコンサート。シローさんはましになれず、演奏には参加できませんでした。
アフリカ女性風に編みこんだ髪も、なんだか哀れをそそりました。