こんにちは。
大変にこれまた長い間ご無沙汰をいたしました。行方不明になったわけでもなく、病気療養中でもありませんでした。冬眠中でもなかったのですが、私は元気で食いだめてまるまると肥えています。日本への一時帰国と、ママさんの札幌の病院への検査入院が丁度重なり、札幌と登別半々の生活をしていました。
やっとママさんも退院してきて、私も安心してこうしてご挨拶させていただきます。
お世話になった皆様、ありがとうございます。病院でもいろいろと学ぶことが多かったです。
久しぶりに履いた靴。おまけに靴底には雪道、アイスバーン用に鋲(近所のおじさんが頼んでないのにスクリューを私のブーツの底に打っちゃったの。でも雪道をよく歩いていたのでとても助かりました。)が打ってあります。重いんです。何時も浜辺で裸足、ザンジバルタウン歩きにはクロックスの足には耐え難く、足首がだるくなってしまいました。が、最近では、札幌駅から大通りまで地下道をてくてく歩いて、ハワイアンダンスのイベントをおじさんたちの観衆に混じって見ることも出来るように、慣れてきました。
久しぶりに四丁目プラザの前から、チンチン電車に乗ったり。家から札幌へ行く時は早いバスに乗り、お安いモーニングサービスで新作映画も見ました。
大きなスクリーンで見る映画はやはりいい。
「それでも夜は明ける」奴隷制が激しくなるころのアメリカで、北部の自由黒人だった主人公がだまされて南部に売られ、12年間もの間奴隷として、でも「家族に会う」「自由の身になる」と言う希望を失わずに生きる話。アカデミー賞の作品賞ほか3部門に輝きました。ザンジバルに住む私にははずせない映画で、でも何故か大感動はしなかったんだな。ブラッド ピッドいいとこ取り。
「ライフ」一番見たかった、ベン スタイラー主演。世界旅行をしたような気分になれて、今を生きるぞ!まじめな積み重ねは、きっと誰かが見ていてくれる。思いは実行しよう!と、夢が広がる映画で、いつかDVDが欲しいなあ。ショーン ペンがすごくかっこよくふけていて、その顔に刻まれた皺しわもいぶし銀のごとく、カッチョよかったなあ。あんなふうに年をとりたいなあ。あっ、私は女ですが。
「あなたを抱きしめるまで」主演女優の方が見たくて選びましたが、良かったな。ちょっと納得できないところもあって、でも涙は出たかな。
笑える「ライフ」で熱い涙がこぼれたんですけど。
そういうわけで、母が入院していたわりには、結構楽しく都会を味わっていました。辛い時は映画を見ながら映画館で泣いていました。