先ほどソーラーライトの最終チェックを終えた、農民 M君にこれからパソコン講義を受けなければならないので、急いで昨日今日の今年度一番の感動をお伝えしたいと思います。
今年のザンジバルは暑いので、「首筋に初めてあせもが出来て痒い」などと悠長なことを季節のご挨拶のように、お伝えしたのは先日でしたね。そのカイカイが、だんだん耳やら、頭の髪の中まで広がってきたのです。「これはなんだかおかしい」もしかしたら、毒かアレルギーか・・・・。そこでふと気がついたのが、最近シャワーの水が臭い。うんこの匂いだ。もしかして誰かに恨みを買って私の水タンクか井戸にうんこを入れられたのでは?美人の奥さんを持っていて、園芸、家畜には強いが、頭はちょっと弱くて、呪術を大変に恐れているワキリにチェックさせる。「なんともないよ。」「君は水を汲んで、匂いをかいだり、飲んでみたわけ?」「いや上から見ただけ。」それがいつもの彼のやり方だ。労力は使っても決して頭を使おうとはしない。よく私ががスタッフに言っている事は、「私の頭は私のもの。私の頭ばかり使おうとしないで、皆も頭を使ってください。」水を汲んだ桶を手にやって来た。「くさいっ!何だこの物体は。」ワキリも「臭い臭い」と笑っている。蜂の死骸がいっぱい。早速昨日につずき今日タンクの水を出して掃除をしてもらう。上のほうに開いた穴もふさいでもらう。「臭くて臭くて、ボウフラやら、蜂の死骸やらごみだらけ・・・・。」原因は腐った水でシャンプーを繰り返していたからに違いない。ちょっと飲んでいたし。実態を知って泣きそうになりました。それにしても少し納まってきましたが頭のぶつぶつが痒い。
ついについに、いるかさん達とほぼ並んで泳ぐことが出来ました。すぐ下の海底で泳ぐ遊んでいるいるかさん達をゆっくり見せていただきました。くるくると回るその姿、下がったり上がってきたり、海面でジャンプしたリ、まるで宙に浮かんでいるようで、優雅で、楽しそうで、可愛い、温かい何かに包まれたような感じがしました。すべての悩みも心のしこりも忘れる時でした。ザンジバルに住んでいて本当に良かったと思える瞬間でした。まだ昨日のそのあったかーい心のぬくもりが私を包んでいます。頭は痒いけれど・・・・。