あっという間にザンジバルへ帰る朝になってしまいました。トイレや階段のお掃除をしたり、マットなどを洗濯したり・・・。なかなか両親では手の届かないところのお掃除をしています。なんだか寂しいけれど、そういう時は忙しく動いてあまり考えずに時を稼ぐに限ります。
昨日はケニアのナイロビも舞台になる、「沈まぬ太陽」を両親とともに見てきました。本でアフリカ篇だけはで読んでいるだけに、大作なのに映画になると浅すぎて、残念でした。おーー、最後にお世話になった方々の名前などが出てくるところで、永遠の子分俵君が外人さんたちの名前に混じって1人通訳として並んでいたのには、もう大喜びで「ママ、見てみて、ほら俵君の名前が出てるよ。渡辺謙さんとテレビにも出てたでしょ・・・・・」ママはボーっとしてて解らなかったようです。俵君いわく「謙さんは病気(若年性アルツハイマー、ではなく白血病)もなさってるし食事なども違うんだよ。とてもいい人だったよ。」
私はなぜか日本でアフリカの様子を映画やテレビで見たりするとなぜかジーーンときて涙がこぼれるんだな。
その映画のラストでサバンナの夕日が色濃く映し出されるんだけれど、多分あの映画館で、大粒の涙を流して泣いているのは私だけだったのではないでしょうか?
北海道のこの広い土地に育った私でも、アフリカの大草原や雲を見ると本当にジーンときます。ただ景色だけに感動するのではないのです。そのすがすがしさとか、イノセントである人々とか自然や動物、何もできないちっぽけな自分とか、小さな可能性にでもかけようという湧き出る闘志とか・・・・・・。思い出がいっぱいで、自然と反応してしまうのです。
さて今回のアフリカ行きは、6人の知り合いの方とこれから知り合いになる方々との旅です。まずはザンジバルへ着き、ご案内とその合間を縫って即効で仕事をして問題点をかたずけて、ダルエスからザンビアのルサカ、ビクトリアの滝、ケープタウン喜望峰などを訪ねヨハネスで皆さんとは別れて、私は又、寿司を握りに又激動のザンジバルへ帰ります。アフリカが初めてな方、もう一緒に私とサバイバルな旅を経験していらっしゃるお2人、皆さん年上の方々ですが、何とか私の短気と我儘とおならが出ず、安全で楽しい旅になるように祈っていてください。
この次はパラダイスからのご報告になると思います。お元気で。