母を送っていった登別温泉町は猛吹雪でした。今年一番の寒気らしく、これが最後になるかもしれないそうです。いつも帰国は春や秋なのでここまで吹雪いたのを体で受け止めたり、今日もさせていただいた車の雪下ろしをするのは本当に久しぶりのことだと思います。長くたくましいツララを見てこのたびは深く感動しました。パラダイスのあるパジェ村のような、日向は年中<もはーー>と暑く、木陰はしおかぜで涼しく、空は青く。夕方は北海道の初夏の宵のように心地よく、雨上がりもさわやかと言う気候は神様からのご褒美のように思われます。それを豊かであると言わずして何が豊かなのでしょう。と私は良く考えるのです。豊かさと言うのは、気候がいい。(外で寝ても風邪を引かない。私も何度かやっています。)年中同じ服でも過ごせる。(あまり服を買っていません。買うのは結構先進国からの援助物資、ミトゥンバ,中古品が多い。すみません。)食べ物が自然に実る。(パパイヤやパッション,トマトなど捨てた残飯から芽が出ます。種を植えれば大体のものが年中芽を出します。あーー紫蘇は何度も失敗しましたが。)取れる。(魚や野菜やら。パラダイスの前の浜辺には、無尽蔵の小さなアサリのような貝があり、海草は流れ着いているし、食べたければウニも採りにいけます。ザンジバル人はどちらも食べませんが。あっ,私がザンジバルで発明した、のちにアオサとわかったその天ぷらだけは、お客様の残りをスタッフがつまんでいる。キリンサイの中華くらげ風酢の物は食べないけど。)思いやりを持ち助け合える人々が周りに居る。笑いがある。汗をかく仕事があり、そこから喜びや満足感が得られる。自信が培われる。日本に長く居ても、自身で納得したそこのところは忘れずにいたい。