今お寿司を注文した4人のお客様を待っています。来なかったら泣きます。もうツナもイカも鯛も切って置いてあるのです。やはり外からのお客様と言うのは、予約金をもらっておかなければいけません。顔見知りということで、はいはいと受けてしまいました。私は何度も寿司を握っては食べ、もうあまり食べられないのです。ここではウニもお客様ととっては食べして、一生分食べてしまったような気がします。一時期よく軍艦巻きを作ってはお客様とビールを飲んでいたものです。グラタンと冷麺も何度も作って研究して教えているうちにもう一生分食べたような気がしています。と、言うところでパラダイスのお客様のお寿司を(知らなかった)1人前握ったところで、4名様ご到着。今日もお寿司はいい出来でした。この中のお1人は、近所に別荘を持つアラブの方で、まあ酒飲み友達でしょうか。たまにザンジバルにいらっしゃって何ヶ月か過ごしていかれます。10月に帰国していくときに7羽の七面鳥の雛を私に託していきました。3羽はすぐに死んでしまいましたが、生後5日ほどでうちに来た残りの4羽はもう鶏の成鳥くらいになっています。目がつぶらで、鳥小屋の外から猫を呼ぶように毎朝「ちゅっちゅっ」と呼ぶと大きな眼を見開いて聞いています。それでもうちに着いたときには、私が水やえさを替えようとダンボール箱に手を入れると、
思い切り手の皮をくちばしで引っ張りちぎろうとするきかん坊たちで、飲み水の入った皿に体を浸して、全鳥ひっくり返って目を閉じて震えていたときにはかわいそうやら、おかしいやら、体を葺いて温めたら、またわたしの手の皮を引っ張っていましたけど。電灯を小屋に引き入れて暖をい取らせて、チップを敷き替えてやり、毎日水とえさを与えてやり、こんなに大きくなったのをこれから彼女に見せるつもりです。きっと喜んでくれるでしょう。そうこれらはクリスマス用じゃありません。友達になりたいのです。ちなみにスワヒリ語で七面鳥は、バタムジンガ。きちがいアヒルと言います。その鳴き声がまるで狂った人のようだから。