永い間どうしてもここへ辿り着くことが出来ませんでした。あの短期人間ドックの後、非常にショックなことがあり、1週間くらい落ち込んでいたのです。初めての胃カメラは辛かったです。ちょっと甘くてとっても苦いアイスキューブを舐めさせられて喉から下を麻痺させて、スプレーをまたかけて喉を麻痺させて、腕に注射までして麻痺させてわりには、もう苦しくてげろげろ、うーうー。よだれと鼻水がデロデロ。お腹の中を乱暴にカメラでつついているような気がしてその後も何日か、お腹が重たく鈍痛がするような気がしました。もうちょっとお手柔らかにお願いしたいものです。ごめんなさい。これからする人には聞きたくない話ですよね。聞けば結構皆さんやっているようで気楽にお話なさりますが、私はもうやりたくありません。すみません。
結果としては、エコーで診断したところ私の肝臓の中にはひだがあり、担当の医者によると「これは私の経験から言って、悪性の腫瘍の可能性が高いですね。切る事が完治させる方法でしょう。」と言うことで2週間後にはタンザニアへ帰るのは無理だし、「3ヵ月後に日本へ帰ってきて、精密検査を受けるのでは手遅れである。」と宣言されてしまったのです。あーー思い出すだけで気分が悪くなってきました。結局そこで急遽撮影した断層写真を持たされて、より大きな病院の専門医の診断を仰ぐことに翌週なりました。が、親には言いたくないし、ガンを宣告された方と言うのはこんな気分に落ち込んでしまうんだなあ。と他人事のように考えつつも目の前はボーッと白んでいるのでした。それから2日お友達のお家で気分を落ち着けさせていただいて、翌週断層写真の入ったピザの宅配みたいな箱を抱えて、セカンドオピニョンを求めに室蘭の病院へ行ったのでした。